品質管理とは
品質の測定には様々な観点がある。しかし、万人が納得する測定の観点は珍しい。人によってはソフトウェア品質の定量的測定が必須であるとされるが、他の人は定量的測定が有効な場面は限られると考えており、そのため定性的測定を好む。よく使われるメトリックの例として、検出バグ数がある。バグの少ないソフトウェアはバグの多いソフトウェアに比べて品質が高いとされる。
以下に主なソフトウェア品質要因を列挙する。
●理解可能性(Understandability)
製品の目的が明らかなソフトウェア製品は理解可能である。
●完全性(Completeness)
製品が単独で機能できること、その機能が目的に対して十分であることを意味する。
●簡潔性(Conciseness)
無駄な情報がないことを意味する。メモリ容量が限られている環境では重要である。また、コードの行数を削減することも様々な意味で重要である。
●移植性(Portability)
様々なコンピュータ構成で容易に動作することを意味する。
●一貫性(Consistency)
記法や用語が一貫していることを意味する。
●保守性(Maintainability)
新たな要求を満たすために改良する際の容易さを意味する。
●試験性(Testability)
受け入れ基準が明確で性能評価が可能であることを意味する。
●ユーザビリティ(Usability)
ユーザーにとって便利で実用的であることを意味する。
●信頼性(Reliability)
目的の機能が十分に実現されていることを意味する。
●構造化の度合い(Structuredness)
構成部品が一様なパターンとなっていることを意味する。
●効率性(Efficiency)
目的達成の際にリソースを無駄に消費しないことを意味する。
●セキュリティ(Security)
不正アクセスからデータを守り、悪意ある操作に耐性があることを意味する。
よって、品質管理とはシステムが以上の要求を満たしていることを、前もって確認するための行為である。
品質管理委員会の紹介
品質管理グループは主にエンドユーザーに納品されるまでに、仕様に基づいた動作であるか細かいところまでテストを行い、不具合(バグ)を取り除くように品質を管理しています。
内容:
● テストケースを作成する
● テストの進行管理を行う
● 不具合の管理を行う
● 存在する問題に対して解決方法を作成する
主なメンバーの紹介
T・H
WEBシステム開発は、正確かつ安定性が求められる分野です。
品質管理部では、お客様の高い品質要求に応えられるように、常に品質向上を心がけ、開発プロセスや社内システムの改善に取り組んでおります。
また、品質管理で最も重要なのは「人に質を作り込む」ことであると言われております。
今年度からは教育事業部も立ち上がり、品質教育、技術教育、人材教育など行い、人材育成にも力を注いでおります。